農業関係者の研修旅行に夫婦で参加♪

日帰りバス旅行は、地区の農業関係者の研修旅行に夫婦で行ったことがあります。その時の人数は20名ほどで、50代から80代くらいの男女です。バスは大型バスで、2席分を自由に使うことができたので、荷物を手元に置くこともできてよかったです。季節は稲刈りが終わった後の11月中ごろで、行先は長崎県の南部の諫早市、島原市などでした。目的は耕作放棄地を利用した蕎麦栽培地を現地で見ること、また普賢岳噴火による農家の被害や実情を知ることでした。

雲仙地獄地帯.jpg

まず訪れたのは、諫早市の高木町役場です。こちらで耕作放棄地を利用した蕎麦栽培に取り組んでいる団体の代表のお話を聞きました。代表の方は元サラリーマンということで、自分が資金を出して耕作放棄地の整備にあたり、仲間を徐々に増やしていき、ようやく今年初めて蕎麦の収穫があるということを聞きました。そして実際に諫早湾干拓事業地を眺めることができる高台にある蕎麦栽培地を実際に見学しました。そのあとは団体が経営する道の駅に行き、販売しているそばの試食をしました。そばの麺の色はやや緑がかっていて、つなぎが入っているということで普通のそばと変わらない印象でした。ここを出てから、雲仙市の小浜町へ移動し、旅館での食事となりました。お刺身が大量にあり生ビールが飲み放題ということもあり、少し食べすぎました。そのあとは島原市へ移動してがまだすドームで普賢岳噴火災害の様子などを見学しました。

この旅行で面白かったのは、やはり蕎麦栽培のことについて語った方の話です。代表さんが頑張って機械代など1000万円くらいを自前で払っているので、取り戻せるのか心配だということ、また「幻の高木蕎麦」とネーミングしたおかげで全国版のマスコミに取り上げられて、まだ蕎麦も収穫していない時期から大量に注文が来てしまったことなどはかなり笑えるエピソードでした。また楽しかったことはやはり食事です。橘湾や足湯などを見下ろすガラス張りのきれいな食堂で、美味しいお刺身と冷たい生ビールを飲むのはすごく贅沢でした。食事時間も2時間ほどとってあったので、ビール以外にも焼酎を飲めましたが、バスに乗れば眠ることもできるの安心して飲むことができたのはよかったです。

がまだすドームでは、普賢岳噴火を実際に体験する立体映像がありかなりの大迫力で、お尻がムズムズするような感触がありました。島原市や雲仙市は雲仙岳があるおかげで温泉が豊富ですが、雲仙岳が一旦噴火したらものすごく大変なことになるので幸せも不幸も紙一重だなと感じました。

旅行自体はすごく楽しかったのですが、同乗したバスガイドさんが新人でバスの移動中はかなり頑張ってしゃべり続けるのには参りました。バスに乗っている私たちは長崎県人なので、諫早や雲仙、島原は何回となく行っている場所です。しかしこのバスガイドさんはかなり勉強してきたことを披露したいらしく、有明海の海苔養殖の仕組みとか諫早湾干拓地の騒動のこと、小浜市の温泉の歴史や観光案内、島原の乱などこと細かくしゃべるのです。バスに乗って1時間くらいは周りの人の反応はありましたが、あまりにも話が細かいためそのうち誰も聞いていない状況になってしまいました。若いバスガイドさんはかわいそうだとは思いましたが、歌でも歌ってくれたほうがよかったかなと思いました。

また失敗談としてはお昼の食事で食べすぎ、飲みすぎたことです。帰る途中の高速道路でどうしてもトイレに行きたくなりましたが、県内の高速道路のためにサービスエリアなどはなく必死に30分ほど耐えました。やっと高速道路終点地点で卸してもらい、スーパーのトイレに飛び込みました。楽しい旅行を台無しにしてしまう所で反省しています。

Posted in


Copyright © 日帰り旅行で夫婦の思い出を作ろう! All right reserved. Designed by Försäkra Online